電子小黒板とは?メリットからツールの選び方まで徹底解説 - SITE(サイト)

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電子小黒板とは?メリットからツールの選び方まで徹底解説

最終更新日:2023/10/31

 


現場で黒板を使うのは手間で面倒だと感じていませんか?その問題は電子小黒板を活用することで解決できます。


電子小黒板を使うと、黒板の持ち運びも不要、前もってデータを作成しておけるなど、簡単に黒板を使う手間が省けます。本記事では電子小黒板のメリットから自社に合ったツールの選び方まで解説します。


電子小黒板の導入を検討される際の参考にお役立てください。


また、弊社では現場管理アプリ「SITE」と連携し、黒板入りの現場写真整理をカンタンにすることができる電子小黒板アプリ「SITE黒板」を提供しております。


電子小黒板アプリ – 建設業向け情報共有ツール「SITE(サイト)」




電子小黒板とは?従来の黒板との違い


電子小黒板は工事写真の際に使用する黒板をデジタル化したものです。


公共、民間問わず工事の際にかなりの枚数の写真が求められるので、黒板を都度書き直して使うのは非常に手間がかかります。また、書く人の字に癖があって読みにくいなど、不便に感じる点もデジタル化された黒板であれば問題ありません。


電子小黒板であれば、黒板を持つ人が不要になるので1人で撮影することが可能です。


国土交通省の営繕工事においては、現場撮影の省力化や効率化を目的として平成29年4月から原則電子小黒板の活用が始まっています。建設現場の生産性向上を目指し、i-Construction(アイ・コンストラクション)の取り組みを進めています。今後も電子小黒板が広がっていくと考えられます。


参考:国 営 整 第 2 1 1 号 平成 29 年 3 月 1 日 各 地 方 整 備 局 営 繕 部 長 殿 北

報道発表資料:営繕工事において生産性向上技術の更なる活用拡大ー生産性向上技術の活用方針を改定


▼i-Constructionについて詳しく知りたい方はこちら

電子小黒板の活用イメージ


SITE黒板を例にして、実際に電子小黒板を使った際の活用イメージをご紹介します。

▲電子小黒板利用イメージ


準備からレポートの作成までにかかる工程が大幅に削減されるので、黒板作業が圧倒的に楽になります。


電子小黒板を導入する3つのメリット【黒板作業が楽になる】


電子小黒板を導入するメリットは大きく分けると3つです。

  • 黒板作成の準備作業が楽になる
  • 撮影時の手間が少なくなる
  • 大量の現場写真が簡単に整理できる


黒板作成の準備作業が楽になる


現場にはアプリに対応した端末を持っていくだけになるため、何枚も黒板を持ち出さなくてもいいので準備が非常に楽です。


また、黒板データは事前にパソコンなどで作っておくことも可能なので、作業当日にも時間的な余裕が生まれます。


撮影時の手間が少なくなる


通常の黒板では、数枚しか用意できず書き換えが必要です。ですがアプリならそういったことが必要ないので撮影時の手間を減らせます。前述の通り、事前に黒板データを登録しておけるので効率良く撮影が可能です。


例:SITE黒板の黒板選択画面


SITE黒板のように現場で事前に準備したテキストと、黒板レイアウトを掛け合わせるだけのアプリもあります。(※アプリによって操作性は異なります)


黒板を多数使用する現場の場合は特に相性がいいのでおすすめです。


大量の現場写真が簡単に整理できる


黒板データを1つのアプリで管理できるので、写真整理のような面倒に感じる作業時間も削減されます。


例えば弊社が提供する「SITE黒板」なら、撮影したデータは自動でフォルダ分けされます。また、現場管理アプリSITE(Web)と連携させることで、クラウドに保存されるため写真の管理も簡単です。


電子小黒板アプリを使って撮影した現場の写真を、そのまま報告書の作成に利用することもできます。



電子小黒板のタイプはアプリと専用端末の2つ



電子小黒板には「アプリタイプ」と「専用端末タイプ」があります。先にそれぞれの特徴を簡単にご紹介すると以下の通りです。


  • アプリタイプは手軽で始めやすくコストも安い
  • 専用端末タイプは独立した端末なのでアプリのインストールや設定等が不要、衝撃や水に強い


アプリタイプ


スマートフォンやタブレットにダウンロードして使用するのがアプリタイプです。無料で提供しているものもあり導入コストが抑えられます。

ただし、従業員や職人の個人持ちスマートフォンを使う場合は予め同意を得るなどして進める方がいいでしょう。

専用端末タイプ


電子小黒板アプリを使用するための専用端末がセットになるタイプです。


電子小黒板を使うために最適化されているので扱いやすく、Webページを閲覧するものではないのでセキュリティ上も安心です。ですが専用端末を持ち歩く手間が増えるのと、それ以外の用途では使わないので手軽さという点ではアプリタイプに劣ります。


電子小黒板を選ぶ際のポイントは「自社に合った機能の見極め」


どのような電子小黒板を導入すべきか迷ったら、次の2つのポイントに気をつけて選んでみてください。

  • 導入が難しい現場に該当しないか確認する
  • 達成したい目的に応じた機能があるか確認する

導入が難しい現場に該当しないか確認する


どちらかと言うとアプリではなく端末の問題ですが、湿気や粉塵の多い現場の場合は少し気をつけた方がいいでしょう。


電子小黒板を使う際、スマートフォンやタブレットといった端末が必須になります。湿気や粉塵の多い場所の場合は防水・防塵性能が備わった端末でないと、故障する可能性が高まります。


アプリを選ぶ際には、現場環境に合った端末選びもポイントとなります。


達成したい目的に応じた機能があるか確認する


電子小黒板にも様々な種類がありますが、扱う黒板の量や頻度、自社が取り扱う工事に合った機能があるものを選びましょう。


使わない機能が無くなれば操作性もシンプルになり、誰でもすぐにあつかえるようになります。新しいツール導入時に起こりがちな「使い方をまず覚えなくてはいけない」というストレスも軽減されるでしょう。


例えば、公共工事が主で電子納品があるような場合は「改ざん検知機能」付きを選ぶ、そういったケースが無い場合は検知機能は不要なので「使いやすさ」や「導入コスト」を重視して選ぶのも一つです。


現場の効率化のためにも電子小黒板には多機能性を求めず、自社にとって必要なものがあるかどうかで判断することをおすすめします。


補足:目的別、選び方の具体例


【例1】現場のDX化を進めたい


電子小黒板だけでなく、現場作業全体のDX化を進めたいのであれば、現場管理アプリなどのシステムと連携できるものを選びましょう。


現場には黒板以外にも写真整理や図面管理、もっと広げれば原価管理などの経理に関わってくる部分までさまざまな仕事が絡み合っています。黒板作業以外のことも効率良く進めたいのであれば、こうした他の関連業務にも役立つアプリと連携できるものがおすすめです。


【例2】情報共有や連携をスムーズに行えるようにしたい


現場情報の共有をスムーズにし、情報共有が上手くできないことによって起こるミスやトラブルを無くしたい、という目的であれば、シンプルな操作性で誰もが使えるものを選びましょう。


長い目で見ると、拡張性の高いシステムを導入することは大事ですが、とはいえ使える人が少ないという状況になっては本末転倒です。特に、こうしたシステムやアプリを初めて導入する場合などは、簡単なアプリから徐々に慣れるようにしていきましょう。


電子小黒板を利用する流れ


活用する際のイメージを持っていただくために、実際に電子小黒板を利用する流れをご紹介します。


(1)事前準備:案件・データの作成
現場に行く前に、案件用のデータを作成します。データなのでいくつでも保存できるのと、文字が消えて見えなくなってしまう心配もないため、いつでも準備しておくことが可能です。


(2)現場作業:データを選んで撮影する
電子小黒板アプリを起動し、該当のデータを選んで撮影します。撮影したデータは自動でフォルダ分けされるものがほとんどですので、基本は整理することは気にせず撮影するだけで大丈夫です。


(3)現場作業後:レポート作成や提出など
報告書やレポートのフォーマットが備わっているものであれば、それらを使ってすぐに作成し提出できます。


上記は「SITE黒板」の機能をもとにご紹介しましたが、基本はこのような流れです。特段、難しい操作はほとんどないため、比較的導入が簡単なシステムだと言えます。


電子小黒板「SITE黒板」の特徴と機能


弊社が提供する電子小黒板の特徴と機能は以下の通りです。


  • 弊社が提供する電子小黒板の特徴と機能は以下の通りです。
  • 無料でダウンロードできるアプリタイプ
  • 大量の黒板を保存、検索も簡単
  • 同様の黒板データで別パターンを使用する場合に便利
  • 自動フォルダ振り分け機能で写真整理も楽
  • 直感的に操作できるシンプルな操作性
  • 複数人で撮影した写真を一括管理できる
  • そのまま報告書が作成できる

※一部機能はSITE(Web)との連携が必要


できるだけシンプルかつ簡単にすることで、黒板作業の効率化に貢献できるよう設計しました。難しい機能は無しで「とにかく黒板業務を簡単かつ楽にしたい」現場におすすめです。


「SITE黒板」使用イメージ


電子小黒板アプリとして無料で使用することも可能ですが、現場管理アプリのSITE(Web)と連携させることで一層便利に使うことができます。


連携することで、現場のスケジュール管理、図面管理、社内コミュニケーションも含めて、現場作業の面倒な作業を簡単かつ楽にすることが可能です。



まとめ


電子小黒板を活用すると、現場仕事の余計な負担が減り、ひいては現場の長時間労働の削減や安定した休日の取得など、建設業界が抱える働き方の課題を解決することに繋がります。


導入するハードルも高くないので、まずは無料アプリから活用を始めてみてはいかがでしょうか。


▼無料で使える電子小黒板アプリ「SITE黒板」についてはこちら

電子小黒板アプリ – 建設業向け情報共有ツール「SITE(サイト)」


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