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職人不足は年々加速している?人手不足の建設現場にクラウドの力を

パソコンを持っている作業員の男性

最近、工事を依頼したいと思っても、職人さんのスケジュールが埋まっていることが多いと感じませんか?
その状況は、職人の人手不足が進行しているのが原因かもしれません。
建設業界で働く職人の数は、全体的に減少傾向にあります。そのため、現在働いている職人(技能労働者)に多くの仕事が集中しているという状況に陥っています。
この状況を改善するためには、どのような対策を取る必要があるのでしょうか?

職人の数は平成9年から120万人減少した

作業現場

国土交通省が発表した「建設業及び建設工事従事者の現状」によると、平成9年に455万人いた建設業界の職人(技能労働者)は、平成28年には326万人となり、およそ120万人減少していることが分かります。

これには様々な要因が考えられておりますが、その要因の一つとしては、建設工事の発注単価の減少による職人の収入額の減少も挙げられます。
職人の多くは会社員ではなく個人事業主のため、自分で営業しなければなりません。「働いた分だけ稼げる」と言った夢のある仕事でなければ、職人になろうという若い人も減ってしまいます。

現在、現役で働いている多くの職人は高度経済成長期からの個人事業主となります。そのため、職人の高齢化による大量引退も、職人の減少に拍車をかけています。

人手不足での工事の需要増加により労働環境が変化

建設工事の数自体が減っているのか?というとそうではありません。
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によると、1990年代から減少していた工事高については、2013年以降は民間工事、公共工事ともに規模が拡大しています。このことから工事自体の需要は高まっていると考えられます。

しかし、建設工事の需要が高まっているにもかかわらず、工事を断られるというような事態も発生しています。これは工事高に対して職人の数が追い付いていない。いわゆる職人不足の状態に陥ってしまっているからと見て取れます。
※元請け側の視点で、仕事を受けてもらえないということ

【相当悪質なケース⇒】悪質なケースでは、実際に工事を請けてもらったとしても結局職人のスケジュールを確保できず、工事が中断したり予定通りに進まなかったりというようなケースも出てきています。

また、現場監督も十分に確保できず、現場監督が現場に常駐できなかったりと、建設現場の人手不足は、深刻さを増しています。

人手不足と労働環境の悪化で離職率が高まる悪循環

今後も、人口減少により、職人や現場監督の人数は減少していくことは明らかです。
現在でも人手不足の状態となっている建設現場で、さらに人材の減少が続くと、膨大な量の工事を本当に少ない管理者でこなしていかなければならない状況に陥ってしまいます。
そうなると、無理な残業や休日出勤などを行って対応していくという労働環境の悪化に拍車がかかることになります。
このような状況になってしまうと、建設業を志して新卒で業界に入った人も、業界全体の状況に見切りをつけて、他業界へと転職してしまうというような建設業を離れていく人材も出てくるでしょう。
現在の人手不足が、さらなる人手不足を発生させるという悪循環に陥ってしまっていると言っても過言ではないでしょう。

人手不足の現場管理に、クラウドの力を

作業現場

現在の、職人も現場監督も不足している建設業においては、業務効率化が必要不可欠です。
こうした人手不足の現状では、重複した作業や分業、整理された図面管理などを誰が見ても一目でわかる、という状況で無駄のない作業を行う必要があります。

その一つの希望となるのが情報のクラウド化です。

現場管理業務では、現場監督と職人との連携が非常に重要となります。
仕事の連絡をチャットツールにより複数人で共有すれば、何本も電話をかけるのに時間を割かれるといったことはありません。

写真管理も職人や現場監督がそれぞれ撮影した作業写真を、即日にクラウドサーバにアップし共有すれば、写真整理の時間が削減されます。
また、現場監督から職人に渡さなければならない施工図面も、最新版を分かりやすく示した状態で、クラウドサーバに共有すれば、最新版でない施工図面をもとに施工を行ってしまったというような事態を防ぐことができます。

クラウドによる業務効率化を行えば、今までの現場管理業務がいかに非効率で手間がかかっていたかということがよくわかるでしょう。

クラウドサービスを活用すると、PCから資料や図面を即座に共有することができるので、別の現場に入っている職人ともオンタイムで作業をすることができます。
まるで、同じオフィスで働いているような感覚になるでしょう。

こうしたクラウドの力は、現場に常駐する現場監督のみならず、現場を複数抱える現場監督や、掛け持ち現場の多い職人にとっても業務効率化に繋がり、多くの現場を回すことができるようになります。

人口減少などによる働き手の減少などの、人手不足の根本的な解消は難しいですが、少なくなってしまった現場の人数をカバーするようにクラウドの力を借りるというのも、現場を強くする方法とも言えます。

参考:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「建設業の現状と公共工事の動向」 https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2019/07/report_190709.pdf

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