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建設現場・工事のスケジュール管理を円滑にするための3つのコツ

最終更新日:2023/11/12

 


「工事のスケジュール管理に手間がかかりミスも多い」「スケジュール共有が上手くいかない」など、工事のスケジュール管理について悩んでいませんか?


その問題は、自社の組織や仕組みに合った管理方法を見つければ解決できます。そこで、本記事では工事のスケジュール管理に役立つ方法やコツをご紹介します。

※注)本記事は「施工管理における工程管理」に関する内容ではありません。


比較的簡単なものをご紹介するので、読み終えた後からすぐに実践することもできるでしょう。本記事の内容が貴社の現場・工事スケジュール管理に役立てば幸いです。


ちなみに弊社では「SITE」という現場管理アプリによって、働き方改革を目指す企業様をサポートし、導入いただいている企業様から好評をいただいております。興味のある現場管理者様はぜひ参考にしてみてください。



現場工事においてスケジュール管理が重要な理由


工事のスケジュール管理が重要な理由は主に以下の3つが考えられます。


・納期に間に合わせるため

・人材や経費の無駄をなくすため

・ミスをふせぐため


スケジュール管理をすることで、行き当たりばったりなことや無駄をなくすことにつながります。

納期に間に合わせるため


納期から逆算をしてスケジュールを考えないと、途中から「あれ?これだと間に合わないのでは……」と焦ることになってしまいます。


もともと、発注された段階の納期に余裕はあるのか?もしも悪天候やトラブルで工事ができない日があったら何日ぐらいは大丈夫なのか?など、シミュレーションをするためにもスケジュール管理は必須です。

人材や経費の無駄をなくすため


スケジュール管理によって納期の目処ができれば、その予定をもとに必要な職人を手配したり、必要な経費を見積もったりすることができます。


施工管理の仕事には「原価管理」も含まれています。工事の進捗によって変わることはありますが、現場管理者がある程度の範囲を把握しておくことで余計なコストをおさえることにつながるでしょう。

ミスをふせぐため


長時間労働によって生まれるミスをふせぐためにも、スケジュール管理が重要です。スケジュールしだいで一日の作業時間は変わってきます。やむを得ない状況を除き、長時間労働はすべきではありません。作業者の集中力が損なわれると、パフォーマンスが低下し効率も悪くなります。

工事スケジュール管理 3つの方法


スケジュール管理の具体的な方法を3つご紹介します。

・手帳などのアナログ管理

・Excelなどのデータを活用したデジタル管理

・現場管理に適した専用のITツールによる管理

簡単なメリット・デメリットもあわせて解説していきます。


手帳などのアナログ管理


誰でもできる一般的な方法です。ほとんどの人ができる方法ですが、個人で管理するため全体のスケジュール管理には手間がかかります。


別の用紙を用意したり、自身のスケジュール帳に書き写したりするので、場合によっては書き漏らしや間違いによってミスが起こることも考えられるでしょう。また、手帳が手元にないと予定の確認や更新ができません。

▼メリット

・誰でもできる

▼デメリット

・全体のスケジュール管理が手間

・手帳がないと予定の確認や更新ができない

・スケジュールを共有できない

Excelなどのデータを活用したデジタル管理


こちらもほぼ誰でもできる管理方法です。アナログ管理と違う点は、使うツールが手帳ではなくパソコンやタブレット、スマホになることです。


アナログ管理と違う大きなメリットは、デジタル化することで全体スケジュールの共有がしやすい点です。それぞれの端末から一つのデータを閲覧できるようにすれば、全体のスケジュールが更新されても個々に反映する必要はありません。


アナログよりも非常に便利ですが、中には使い慣れていない人がいるなど個人差が出る可能性があります。また、共有データを誰かが誤って上書きや消してしまった時は、バックアップがないと取り返しのつかないことになります。


▼メリット

・基本は誰でもできる

・全体のスケジュール共有や管理が簡単

▼デメリット

・個人差がある

・バックアップなくデータが消えると元に戻せなくなる


現場管理に適した専用のITツールによる管理


最後はスケジュール管理を含む、現場管理のために作られた専用のITツールを活用する方法です。


最大のメリットは、効率良く管理できることを目的としているため、活用することで業務効率化につながることです。ただ管理ができるだけではなく、効率化を図ることで時間の有効活用ができる、作業効率が上がるといったプラスの要素が生まれます。

デメリットは別途費用がかかる点と、デジタルツールが苦手な人にとっては抵抗感が増す可能性がある点です。

ただ、メリットデメリットを天秤にかけても、組織にとってはプラスの要素が大きくなることの方が多く、本記事で紹介する3つの方法の中ではもっとも費用対効果が高い方法といえます。

▼メリット

・管理ができるだけでなく業務効率化が図れる

・時間の有効活用によって長時間労働を少なくすることにもつながる

・本来集中すべき仕事に専念することもできる

▼デメリット

・別途、導入費用、月額費用が発生する場合がある

・ITツールに対する抵抗感をもった人がいると導入しにくい

・ツールによっては使いこなすまでに時間がかかる


建設現場や工事のスケジュール管理を円滑にするための3つのコツ


工事のスケジュール管理ができる方法を3つご紹介しました。組織の状況や人数、活用する人たちの状況に適した方法を選んでください。

続いて、スケジュール管理を上手く行うためのコツを3つご紹介します。これらのコツは、アナログ、デジタル、ITツール、どの方法でも必要な要素です。


・各作業や工程に必要な時間を細かく把握する

・全体スケジュールの項目は細かくしすぎない

・予備日など余裕を意識的につくる

各作業や工程に必要な時間を細かく把握する


各作業や工程にかかる時間をできるだけ「細かく」把握しておきましょう。そうすることで作業の優先順位も決めやすくなり、より正確なスケジュールを組むことができます。細かく把握しておけば、何らかのトラブルでスケジュールを修正する時にも役立つでしょう。

全体スケジュールの項目は細かくしすぎない


スケジュール管理の項目を細かくしすぎると、把握することが増えるので手間がかかります。できる限りシンプルにして項目を少なくすれば、混乱することも減り認識のズレなどミスを防げます。共有すべきスケジュールが何なのかを仕分けすることが大切です。


予備日など余裕を意識的につくる


スケジュール管理をする際には、はじめから予備日を設定することも大切です。トラブルによる遅延に備えるためや、シミュレーション通りに作業が進まない時の調整日として使えるようにしておきましょう。

グループウェアで工事だけでなく社内全体のスケジュール管理を


グループウェアとは、企業内や組織の意思創通をITの力で解決するために使われるITツールの一つです。スケジュール管理機能の他、インフォメーション(掲示板)やワークフローといった、情報共有に役立つ機能が備わっています。


工事を含めた建設業のスケジュール管理にも最適なITツールの一つです。グループウェアを導入することで、全体のスケジュール管理や他の行事の予定まで簡単に把握できるようになります。会社組織内の意思疎通を円滑にしたいのならグループウェアはおすすめです。

参考:グループウェアとは?今さら聞けない基本から導入メリットまでを詳しく解説

まとめ:工事のスケジュール管理はシンプルかつ簡単にするのが一番


工事のスケジュール管理は、不測の事態が起きても修正できる余裕をもつことが大切です。管理者は細かく把握すべき項目と不必要な項目は分けて考え、管理のしやすい体制を整えるようにしましょう。


項目を仕分けして、できるだけシンプルかつ簡単にすることがスケジュール管理のポイントです。自社の組織に合ったスケジュール管理の方法を見つけて活用してください。


弊社では「SITE」というITツールを提供し、多くの企業様の「現場作業の効率化」に貢献しております。建設現場の作業現場を効率化したり、業務の負担を少なくしたり、長時間労働の改善にも役立ちます。

しかし、「ITツールは難しそう。イメージが湧かない……。」と思われるかもしれません。

そこでツール導入後のイメージがよく分かる概要資料を用意しました。まずは資料をご覧いただき、ITツールのイメージを掴んでみてください。



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