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建設業でよくある資金繰り問題を解消するために必要なこと

最終更新日:2023/11/12

 


資金繰りは、建設業に限らずどの業界でも重要な問題です。建設業では、手形取引のように実際の支払いがずれ込み、資金難になるケースは未だにあります。

そのような手形取引がある背景には、建設業の特性上、発注から仕事(工事)完了までの期間が長くなってしまうことが考えられます。



しかし建設業特有の会計、立替工事費、労務費の支払いは毎月発生するなど、資金繰りに困るケースは経営者にとって悩みの種の一つではないでしょうか。


資金繰り問題は経営者にとって、常に気にしている項目の一つです。コロナ禍でその悩みが加速し資金難になっている企業も増えました。


資金繰りでメインとなるのは以下3つです。

①手形取引

②ファクタリングサービス

③オンライン融資


さらに、日ごろからの対策として

情報収集

・組織の効率化

に取り組みましょう。


ちなみに弊社では「SITE」という現場管理システムを開発しており、現場の働き方改革を目指す多くの企業様から好評をいただいております。
現場管理を効率的に行えるアプリに興味のある経営者様、現場管理者様はぜひ参考になさってください。

今回はそんな健康に関したテーマとして、健康管理を戦略的に取り入れる健康経営について解説をしていきます。



本記事ではいざという時に役に立つ、建設業界の資金調達ノウハウについてお伝えしていきます。





コロナ禍で資金繰りに困った建設業界

出典:2回目の緊急事態宣言によって建設業者がピンチ?ソラボ動向調査から見た建設業経営者がいま取るべき行動 | PR TIMES


資金調達支援を行う株式会社SoLaboが行った調査によると、2回目の緊急事態宣言の中、もっとも融資を必要とした業種は「建設業」で全体の3分の1以上を占める結果となったと言います。

また、JAGフィールド株式会社が行った調査からコロナによる影響をもっとも支障をきたしたのは「受注数の減少」という結果が出ています。

出典:新型コロナウイルスによって 建設業界はどう変化したか?


「見込んだ案件がなくなった」「銀行に相談に行ったが断られた」という声がある中、一部では事業拡大のための融資といった前向きなものも含まれているので、一概に全てが厳しい状況にあるというわけではありません。


ただ、調査データからわかるように事実として受注数の減少や、見込んでいた案件が減っているので、いつどのような形で資金問題に遭遇するか、まだまだ余談の許す状況ではないことがわかります。


今後、資金繰り問題に対して「資金繰り表をつくるなど細やかな会計状況の把握」や「資金調達の方法を複数用意」といったことは必要ではないでしょうか。


知っておくと助かる建設業の資金繰りの方法


ここでは資金繰りの手法や資金調達方法について解説します。

建設業界の資金調達方法:手形取引


昔からある定番の手法です。支払いを引き延ばす手段として使用されるため、支払元となった時に支払いをコントロールできるというメリットがあります。手形は発行してから1~4ヶ月というのが一般的で、融資と違い利息もかかりません。


手形を受け取った側も、金融機関に手形を買い取ってもらうことができます。その際は、手形割引によって手数料が差し引かれますがすぐに現金化可能です。


ただし、手形発行元が支払えない場合は、金融機関からの換金は拒否されてしまいます。


受け取り手にとっては、債権回収できないリスクと支払までの期間が長引くので資金繰りが悪化するリスクがあり、支払い元にとっては、不渡りを出すと銀行取引に支障をきたすなどリスクは考えておかなければいけません。


さらに「手形を利用できる」という社会的信用がないと、利用できないので利用できる会社も限られます。


建設業界の資金調達方法:ファクタリングサービス


ファクタリングサービスとは、サービス提供会社が売掛債権を買い取るサービスです。手形取引と同様に、多少の手数料とあわせて債権を売ることですぐに現金化できます。


手形取引と大きく違う点は、金融機関と違い支払元の支払いができなくなった場合でも、受取側の現金化が拒否される心配がないことです。売掛金未回収のリスクはすべてファクタリング会社が背負います。


また、融資ではなく民間企業に債権を売買するので自社の信用記録に残ることもありません。ただし、その分手数料が高めになっていたり、取引先の承諾を得る3社間取引を行う場合は、取引先に「資金繰りが上手くいっていないのか?」と不信感を抱かせる可能性があることに注意しましょう。


建設業界の資金調達方法:オンライン融資


オンライン融資とは申し込みから融資開始まですべてオンラインで行えるサービスです。通常の銀行融資との違いは、融資に必要な書類を用意する手間が省け、通常数か月かかる手続きがたった数日で完了します。

手形取引やファクタリングサービスと違い、債権が関係しない融資による資金調達です。

ただし、利用には会計管理ソフトが必要になります。書類を用意する手間が省ける理由は会計管理ソフトに蓄積されたデータを活用するからです。すぐに融資が受けられることが大きなメリットですが、その分金利が高めに設定されています。


資金繰りに困らないために必要なことは「情報収集」


ファクタリングサービスやオンライン融資など、従来の金融機関融資や手形取引とは違った資金調達の方法が増えています。このような情報をつかむため、もっとも手っ取り早いのはオンラインによる情報収集です。

Google検索でキーワードを入れ検索するだけで、様々なサービスの情報を得られます。情報収集のファーストステップと言えるでしょう。ただ、問題は情報の正確性や、検索したサービスが自社に合っているかどうかや、そもそも信頼できるのかが分からないといった点です。

建設業界の資金調達の課題として多く見られているのが、時代変化への対応とITへの対応だと言われています。オンラインを使った情報収集はその基本です。

会計管理ソフトなどのITツールを活用すれば、業務効率化からコスト削減にもなり、加えて今回のオンライン融資のような選択肢も増えます。知っているか知らないか、活用するかしないかで大きな差があることは事実です。

いつ資金難に困るかもしれないというリスクは常にあるからこそ、経営者はオンラインやIT技術を駆使した情報収集を怠らないようにしましょう。

建設業の資金繰りに関するまとめ



本記事で伝えたいことは2つです。


・資金繰りに困らないためにも、様々な調達方法を把握しておくこと

・情報収集ができるようオンラインやITへの対応力を上げておくこと


資金繰りが上手くいかなければ、業務内容の改善、職場環境の改善など企業を発展させることは到底難しくなります。


直接、資金繰りには関係ないと思えるかもしれませんが、オンラインを活用した情報収集やITへの対応こそ、経営者に求められている力です。

弊社では、さらに業務効率を上げるためのITツールである、現場情報共有ツール「SITE(サイト)」をご提供しております。

こうしたITツールの活用で、日ごろから、生産性の高く、競争力のある組織つくりを目指し、資金繰りに困らないようにしましょう。

現場情報共有ツール「SITE(サイト)」について詳しい資料はこちらから無料でダウンロードしていただけます。



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